LIFE BOOK ある日、気持ちよくすごしたいと思ったときから 著者 廣瀬 裕子 出版社 PHP研究所
こんな人にオススメ
- 日常生活を重ねていく中で、自分が何を大切にしたいのか分からなくなってしまったとき
- 水のように体にスーッと溶け込むような文体が好きな方
- なにかを感じたとき。変わりたいとき。変わるとき
本のご紹介
まず、表紙の青い海と空に惹かれて、手に取りました。
1ページめくると、最初にこんな言葉がありました。
あるとき「気持ちよくすごしていきたい」と思いました。
毎日、しなければならない責任や自分に課された役割、周囲の暗黙のルールの中で
心の声が聞こえなくなるほど。生きていくという行為に必死になってます。
忘れてれてしまっているけれど、本来、私たちは日々気持ちよく過ごしていきたいはずなのです。
社会の中で耐えながら生活していると、自分の気持ちを押し殺すことに慣れてしまって
自分がどう生きていきたいかを考える余裕もなくなってしまいます。
でも、1ページずつめくるたびに、
自分って、こういうことが好きだったんだ
自分って、こういうことを大切にしたかったんだ
と、心の中から小さな声が聞こえてきて、
明日からは自分の大事な気持ちを心に抱いて生きようと前を向く力がもらえます。
でも、心機一転「明日から〇〇を頑張ろう」と心に誓っても
いつの間にか忘れてしまったり、行動をやめてしまっていたりすることもあります。
それでもいい、と作者が肯定してくれるところもこの本の素敵なところです。
その道のりは、すこしずつ進んでは止まり、
進んでいたのに一気に後もどりしたり
そんなふうに見えるはずです。
ちゃんとできている人から見たら
変化していないように見えるかもしれません。
それでも、長い目で見れば、やめてしまわなければ
進んでいるはずです。
(中略)
気がついたら、また、はじめればいい。
それだけのこと。
自分が決めたことが続かなくて、自己嫌悪に陥いることはよくあります。
そこでまたやる気を失ったり、ふてくされたりしてしまう。
でも、ふと思い返しすたびに、また自分の向かいたい方向へ歩けたのだとしたら
いつか、今いる場所よりも自分が心地いいと思える場所に
いつの間にかたどり着いているかもしれません。
今いる場所が苦しいな、しんどいな、と感じているのだとしたら
この本と一緒に、自分の気持ちよくすごせる場所を目指してみませんか。
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