感性を育てるためにしたい5つの習慣

本の紹介
感性のある人が習慣にしていること

著者名 SHOWKO

出版社 クロスメディア・パブリッシング

こんな人にオススメ

  • 自分らしく生きるための「ものさし」が欲しい
  • 人の本心を理解したい
  • 感性を育てるための具体的な方法が知りたい

本のご紹介

「感性」という言葉からは

「センスがいい」「格好いい」「オリジナリティがある」

そんなイメージが連想される。

しかし、本書では「感性≠センス」とされている。

では「感性」とはなにかというと

「正解のないことに自分で答えを出せる人こそ感性のある人」だと作者は考えている。

周りに流されることなく、自分にぴったりのものを選ぶことができる力は

いろいろな選択肢、価値観があふれる世の中できっと必要になる。

本書では、感性のある人の5つの習慣が紹介されている。

具体的にどういった方法があるのかも掲載されていて

店主が取り入れたいと思った具体例もピックアップして紹介する。

1.「観察する習慣」

日々のあらゆることを”意識的に”感じることで、小さな変化に気づく感受性を育てる。

【例.「肌の感覚」で気温を当てる】

まずは、ネットやニュースを見ずに今の気温が何度くらいかを予想し、

その後、実際に答え合わせをする。

確かに普段ニュースで今日の最高気温、最低気温は調べてしまっている。

自分の感覚だけを頼りに今の気温が何度かなんて判断していないから

感覚がにぶってしまっているかもしれないと反省した。

2.「整える習慣」

身の周りのモノを減らし、場所だけでなく、感情や心も整えてみる。

【例.よく使うものを「手前に」置いてみる】

普段意識していないそこにあるモノ。

動線を考えたら、ここにあったほうが便利なのではないか。

使う頻度はこの皿の方が多いのではないか。

モノの合理的な場所を考えてみることで、日々の暮らしを振り返り、快適にすることができる。

3.「視点を変える習慣」

直感や思い込み、表面的な情報に左右されずに、いろいろな視点から物事を見てみる。

【例.言葉を「文字にして」見てみる】

人は言われたことに対して、言葉だけではなくどうしても感情をのせて反応してしまうもの。

文字化することで感情を脇に置いて、相手が伝えたかった意味だけを抜きだすことで

冷静に受け止めてみる。

店主は感情に振り回されがちなので、これは特に取り入れたいと思った。

4.「好奇心を持つ習慣」

好奇心の対象を、仕事や誰かの役に立つことと考えてしまうと視野を狭めてしまうので、

自分の心が動いて、没頭できることなら何でもよいとする。

【例.「地元の名産」をプレゼントする】

観光地の有名なお土産やネットで話題になっているお菓子を人にオススメすることも良いが、

地元にも魅力や美味しさにあふれている特産品も多い。

地元ならではのものをオススメできるほど食べ歩くと

何もないと思っていた地元のことを誇りに思えてきそうだ。

5.「決める習慣」

大事なことは「正解を選ぶ」ことではない。

なぜなら、正解はひとつではないからだ。

だから、自分で決めたことを「正解」にしていく。

【例.「選択の理由」を言葉にしてみる】

生きていく中で、選択する場面は無数にある。

けれど、流行や誰かの意見ではなく、

自分が選択した理由を明確にすることで、自分に合った理由を意識して見つけていく。

以上の習慣が、複数の具体例と共に掲載されている。

ただし作者は、感性を磨くために必要なことは

「自分でやってみるしかない」

と言っている。

自分にできること、合っていることをいろいろと試してみて

自分だけの感性を育てていくことができる。

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